犬が突然倒れた原因が分かりました
昨日は、C T検査を無麻酔でもできるかもしれない病院へ行って来ました。
昨日は2,200しかなかった白血球が47,888もあり、子宮蓄膿症ではないかということになりました。
白血球数が一日でこんなに急上昇するのは奇跡的だそうです。
白血球は戦争で言えば自軍の兵士みたいなもの。
上がらなくなったらもうかなり末期。
それが今日はこんなに急上昇していたんです。
また体が戦闘を始める準備をしたということです。
それだけ体が回復できたんですね。
もちろんいつどうなるかわからない可能性もありますが、希望もあると言われました。
今は対症療法をしてもらい、命の危機を脱したいと思います。
この子は以前も、もうダメだろうと言われた病気を治しました。
免疫介在性溶血性貧血です。
食事を摂れなかった日数は1週間くらいだったかもしれません。
動物は、食べずに免疫を上げて病気を治します。
それをどこまで信頼できるか、それで体がどこまで耐えられるかの闘いです。
自然界では、耐えられない体は土へ還し、新しい体を着直してまた犬生をやり直します。
でも、人気が近くにいる場合は、完成にそうした自然界の摂理どおりにするのではなく、医療の力を借りて治癒へ向かうこともできます。
私はかつては西洋医療を完全に信じ、その後は自然療法を完全に信じました。
今はどちらかではなく、どちらもバランスよく調和した道を模索しています。
命をただ長らえることは、動物たちが望んでいるとは限らず、人間のエゴでしかない場合も多々あります。
それは人間に行う延命治療でも同じでしょう。
あまりに家族のエゴが強すぎてしまい、大切な人を病院のベッドに縛り続けるのを選択しない人も増えています。
基本的は自然死を望んではいますが、最後まであきらめないということも念頭に置きつつ、エゴにならないように、本人(本犬)にとっての最善を尽くしていきたいです。
尚、子宮を残さなければ病気にならないのだからと、避妊手術を安易にしてしまうことは、私は最善とは思いません。
人間だって多くの病気になって死にます。
ガンが多いでしょう。
でも例えば女性なら、将来にガンになるリスクが高いからと言って、乳房や子宮を摘出しておくでしょうか。
男性なら、肺や腎臓を一つずつ摘出してリスクを下げておきますか?
命は必ず死に向かって突き進みます。
生まれた瞬間からそれは始まるのです。
リスクを下げることは大切です。
でも、恐れのあまり過剰に体をいじること、長生きだけを目的にしてしまうことなどを私たちは考えなければならない時期なのでしょう。
もちろんこの子にも治ってほしいです。
治ってまた一緒に散歩に行きたいです。
その気持ちはいっぱいあります。
でも最終的には、全ての決定権はこの子が握っているのだと思います。
余計なことにならず
放置にもならない
そんな道を。
もちろん、今の西洋医療が完全だと思っている方にとっては気持ちの収まらないお話かと思いますが、視座を変えれば
善は悪となり
悪は善となる
のです。
人間のご家族、動物たち、ペットたち、あなたの大切な家族が最後まで命を輝かせること、ご回復を心よりお祈りいたします。
ありがとうございました。