そうだ!お金の問題を何とかしよう!(1)
お金、何とかしたいですよね。
今までいろいろと書いてきましたが、
「そんなことを言ってもやっぱりお金が何ともならないからムリ!」
っていう方も多かったのではないでしょうか。
お金、大事ですよね!
お腹が空いたり、支払いが滞っている時は、正常な思考もできません。
ということで今回は、お金のお話をしていきますね!
こんにちは!シリウス洋子です。
私たちは生まれてからずっとお金でないと何かを入手できないのに、お金の仕組みや性質を教えてもらったことがありません。
日本人は特に、質素倹約が大好きなので、お金を使うことに罪悪感がある方も多いかもしれないですね。
そもそもお金って何でしょうか?
どうやって生まれたのでしょうか?
そこから見ていきましょう。
まずはこちらの動画を上から順番にご覧ください。
(1)お金について知る
①お金のはじまり
②お金とは何か
③お金の発行の仕組み(元JPモルガン 為替ディーラーの大西つねきさんの動画)
③の動画の後半部分を文字起こししました。
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お金は誰かの「借金」で発行されています。
その借金を全て返済してしまうと、私たちのお金が消えます。
全てのお金が誰かの借金ということは、その全てに金利がかかります。
それも含めて全て返すには、お金が消えるどころか、少なくともその金利分は増えなければお金が足りなくなる。
つまり、この信用システムを維持する条件というのは、こういうことです。
この世にある無数の借金が金利も含めて返されると同時に、返される以上の新たな借金が生まれ続け、全体で観れば常に借金が増え続けなければならないということ。
つまり、お金と借金が永遠に増え続けなければこのシステムは破綻する。
なぜなら「お金=誰かの借金」だから。
こんなことが持続可能なのでしょうか。
我々政府の借金が増え続け、財政が破綻しかけているのは、そしてほぼ世界中の政府の財政が破綻しかけているのは、このお金の発行の仕組みに問題があります。
政府の無駄遣いや税収不足ではないんです。
いずれにしてもこれは時間の問題なのですから。
永遠に増え続ける借金なんて、それが民間だろうが政府だろうかあり得ないんです。
銀行が民間になかなかお金を貸さなくなれば、最後に残るのは政府しかありません。
政府だけはお金を借り続けることができます。
だから、一番最後にそのツケが回るんです。
要するにこれは、持続不可能なお金の発行の仕組みの末期症状なんです。
お金の発行の仕組みを変えなければ、政府の借金はなくならないんです。
これは世界共通です。
(中略)
本当に日本を変えたいのであれば、この問題は避けて通れません。
そしてこの問題を解決すれば、それは世界共通の問題に答えを出すことになります。
世界が変わるんです。
だから、本気で日本を変えるなら、それ以外の方法はあり得ないということです。
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④解決策へ
動画中から大事な場面をキャプチャしました。
結論とすると、今のお金のシステムは末期症状で、もう続かない。
それを解決する方法は、「政府通貨の発行」ということでした。
もう少し詳しく知りたい方は、他の大西つねきさんの動画を観てくださいね。
(2)根本的な解決策
①現在は全てが「詰み」状態
このブログでは、地球の環境(気候危機も含めて)がもう沈没寸前だというお話をしてきましたが、お金も同じように沈没寸前だったというわけですね。
しかも、地球でこれまでのように生活ができなければ、お金をたくさん稼いだところで何の意味もなくなる可能性もあります。
これだけ天候が危機的ならば、農業だってこれまでのようにできなくなってしまい、いくらお金があっても食べ物が買えない時代もくるかもしれません。
これも、様々な専門家が指摘しています。
正直いま地球がヤバいので、気候変動アクションガイドを作りました。地球温暖化で何が起こっていてこれからどうなるのか、どんな対策が効果的か、個人でできるアクションなどまとめました。気候変動対策は我慢するものではなく生活をより豊かにするものです。対策を考えるきっかけになれば嬉しいです。 pic.twitter.com/7yhOwvZCRJ
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2021年11月16日
②根本的に解決しなきゃ意味がない
環境問題なんか関係ない、
今までどおりにどこかで働いて稼いで、
借金をしてローンを返して、
スーパーで食べ物を買って、
好きなことだけ(※)をして、
それで一生安泰に暮らす
という時代ではなくなった
ということなんですね。
(※好きなことだけ➡私たちは、「全体」として一つなので、個人的なものを満たすこと「だけ」に偏ると、「全体」としての調和を欠くことがよくあります。
個人的な好きなことを満たすのをやめましょうということではなく、個人的なことを満たしつつ、「全体」も満たすことを意識した「好きなこと」はエゴイズムではないので、個人としての「自分」も全体としての「自分」も喜びます)
何ということでしょうか。
環境だと関心がわかない人でも、お金の問題ならばがぜん興味が出てくるのではないでしょうか。
スピリチュアルで懸命に引き寄せの法則をがんばれば何とかなると考えていた方にとっては、未来を閉ざされたように感じるかもしれません。
でも、どんなにお金や物質を引き寄せたとしても、それは一時的なものでしかなく、常に引き寄せをし続けなければならないので、とても疲れます。
いつもワクワクしなきゃいけない、いつも波動を上げなきゃいけない、そういうしがらみもなくなります。
そうではなく、そういう引き寄せさえも要らない世の中ならば、根本的で永続的なのです。
そういう世の中を引き寄せたほうが、あとが楽なのです。
これは、「3つのお願い」に似ているかもしれません。
何でも3つ願いを叶えてくれるなら何がいい?
っていう質問に、皆さんはどう答えましたか?
「宝くじ1等当選がいい」
「大きな豪邸が欲しい」
「それからえーっと、世界一周旅行かな!」
なんて答えませんでしたか?
実は私は、その願いは1つでいいと思っています。
それは、
「何でも叶えることができる力をください」
これだけです。
一つ一つちまちま叶えるのも楽しいですが、今、これだけ世の中が行き詰っているとしたら、一つ一つでは間に合わないのです。
そこで、世界の様々な専門家たちが同様に今の危機について発信していて、これをつなげると全ての問題が一気に解決するんです。
③とにかくお金の問題を何とかする
だけど、その根幹にあるのがお金の問題なんですね。
何をするにも
「予算がない」
「お金がない」
「働かないといけないから、それをやる時間がない」
「今、生活が苦しいのに、そんなことまで考える余裕がない」
というように、結局お金の問題に帰結しますよね。
じゃあ、お金の問題を解決するにはどうすればいいかというと、みんなが関心をもってお金の真実を知って、多くの人に広めていくしかないんですね。
時間がない、そんな余裕がないというくらいに苦しい人こそ知ってほしいし、広めてほしいんです(ただここにも脳の認知バイアスが関わっていて、そういう人は解決策を避けてしまう傾向にあり、悪循環が起きています)。
お金の問題は、もう私たちの努力ではどうにもならない、「詰み」状態なのが今です。
元々、いつかは破綻するシステムだったんです。
システム的な欠陥が今、現れているだけです。
もう終わるんですね。
だからお金をどんなに引き寄せてもあまり大きな意味がないんです。
沈没しそうな船の上で懸命に商売をしているのと同じです。
海の藻屑へと消えていくだけです。
それよりも今、未来をみすえて何が必要なのか、それはさっきお話をした「政府通貨の発行」を基本にした、お金に囚われない生き方なのです。
もちろん今、通貨でないと払えないものがあるので、突然全てを物々交換に変えようと言っているのではありません。
少しずつできることから変えて、通貨そのものが要らない世界へ持っていけるのです。
さっき登場した大西つねきさんも、そこまで見据えてお話をしてくれています。
④税金を何とかする
現在、私たちの所得(収入)そのものが減っているのもありますが、深刻なのは、それに加えて国民負担率(税金と社会保険料負担の割合)がどんどん上がっていることと、今後はもっと増えるかもしれないということです。
どんなに稼いでも手元に残るお金が減っていくんですね。
これだけ見ると失望しちゃう方が多いかもしれません。
でもちょっと待ってくださいね。
さっきの「政府通貨の発行」を忘れないでくださいね。
元々税金の役割には、大きく分けてこの3つがあるでしょう。
- 公共サービスの提供(国や自治体の運営、公共施設など)
- 富の再分配(税金を負担する能力の高い人に対して、より多くの税金を課し、負担能力の小さい人には税金を少なく(あるいは免除))
- 景気の調整(景気後退時に減税、 景気過熱時には増税)
でも、国民から徴収したお金が国民のために使われるのならば、いずれはお金は、国と国民とを行ったり来たりするだけで、税金の意味もなくなっていきます。
あとは私たち国民自身が、税金の役割を担えばいいだけです
例えば、
- みんなで公民館を建てて、みんなで運営・管理・修繕をする(公共サービス機能)
- 自治体にやってもらっている木の剪定や草刈りを周辺住民が自らやっていく(公共サービス機能)
- 困った人には、無償で必要なものを分けていく(富の再分配機能)
- SDGs意識と安心感・充足感(必要な範囲内で生産と消費を行う)で、過剰な景気を抑制し、反対に、必要なものは入手していく
こんなことでも、今税金が担っている役割を自分達でまかなえるようになっていくのです。もちろん時間がかかるでしょうけれど。
そして、政府通貨の発行と同時に行えるのが、適切な額のベーシックインカムなんですね。
⑤ベーシックインカムで生活と心を安定させる
生活が安定、安泰で、過剰な生産と消費のために時間と労力を使うのをやめれば、私たちはずっと楽になっていくのです。
でも、目の前の「楽」と「便利」のために惰性や仕方なくやっている
「この仕事って本当は世の中に必要ないよなぁ」
っていうのをやめなければ、社会は変わっていきません。
こういう、「この仕事って本当は世の中に必要ないよなぁ」っていうのは、「ブルシット・ジョブ」と呼ばれています。
⑥ブルシット・ジョブをやめると根本的な幸せになる
実はこの「ブルシット・ジョブ」が私たちを苦しめているんですね。
この社会は、私たち一人一人が変えていくしかないのです。
そんなわけで次は、「ブルシット・ジョブ」について見ていきますね。